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2007年3月27日 (火)

春来たりなば

転勤を控えてか、なんとな~く憂鬱な今日この頃である。

「男がくよくよするんじゃない」

それは確かにそのとおり。反論はしない。だがである。

私は自慢ではないが、環境適応能力が欠けらもない人間なのだ。

まあ、暗い話はこの辺にしておくか。

といって、明るい話題もないのだが・・・。

今日見た、へんな光景を記しておく。

お昼過ぎ、車を走らせていたら、数十メートル

先をばあさんが渡りはじめた。

そこは横断歩道ではなく、ばあさんは近道を

したいという単純な理由で渡り始めたのだろう。

まったく、危ないばあさんである。

私がブレーキを踏まなければ、確実に跳ね飛ばして

しまう絶妙のタイミングで渡り始めたのだ。

ばあさんのスタート地点は、私の車の30メートル先、

反対車線がわの歩道、つまり私から見ると右、前方

ということになる。

『ばあさんの中には勝手に相手がよけてくれるだろう。

いや、よけてくれよ、ちゃんと。とでもいわんばかりの

あまりに自己中心的なおバカさんが多いんだよなあ。』

などと、苦々しく思いながらブレーキに足をかけようとした

まさにそのときである。

こちらを一瞥したそのばあさん、常識では考えられない猛スピードで

歩き始めたのだ。

年齢は、見た感じでは、80歳は超えているはず。

それが、まるで競歩のオリンピック選手のような

猛烈な勢いで歩き始めたのである。

ブレーキを踏むどころか、アクセルを踏んでも

影さえ踏めないほどの電光石火ぶりに、私が

しばらく呆然とするしかなかったのは言うまでもない。

あれは、春の幻だったのだろうか。

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